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活動報告

2022-12-13

諏訪市教育大綱・教育振興基本計画について

教育大綱は、市の学術及び文化の振興に関する総合的な施策の目標や施策の根本となる方針。教育振興基本計画は、地域の実情に応じた、教育の振興のための施策に関する基本的な計画といわれています。
■第6次諏訪市総合計画の学習に関する基本方針8から基本方針12に基づいて、R5年度からR8年度に係る大綱であり基本計画です。
諏訪市の将来を担う子供たちを育てる学校教育や地域教育、生涯学習、スポーツ振興、文化財保護活用まで諏訪市の教育のあり方や進め方を示す極めて重要ものです。

■現在2期目のものであり、1期は諏訪市教育大綱がH27年に策定され、教育振興基本計画はH30年度に策定され期限はR4年度までです。1期では具体的な目標値、例えば、小中学校の不登校児童生徒の割合などが設定されています。その結果と2期目にどのように反映するかが重要です。

■例えば、小中学校の不登校児童生徒の割合 
H28年は0.84%が実態であり、H34年(R4年)に0.70%が目標とある。%で示しなぜか人数で示していない。
諏訪市の統計資料を確認し、人数で示すと
H28年の小学校児童数は2578人、中学校生徒数は1569人の計4147人であるため不登校児童生徒数は34.8人となる。
それをR3年の小学校児童数は2374人中学校生徒数1425人計3799人で計算すると不登校児童生徒数の目標は26.6人。つまり目標値は8人の削減となる。

しかし、答弁ではR1年度実績値1.84%、R3年度実績値3.37%とのこと。計算するとR3年度は128人となり94人増加となる。

理由は不登校の考え方も変わり選択のひとつとなった、とのことである。もしそうであったら途中で目標値の見直しをすべきである。行政の課題の一つである計画の作りっぱなしの弊害が出ている。

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