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活動報告

2022-03-17

 諏訪市の財政状況は?

予算審査があったので諏訪市の財政について書いてみます。
R4年度の歳入は200億円、内訳は皆さんが市に納める税金(市税)は75.5億円(一人当たり156,937円)、国税よりの地方交付税33.6億円、特定事業を実施するための国県支出金32.2億円、その他消費税交付金・手数料収入など42.2億円、貯金(基金)の取崩し5.7億円、借金(市債)10.7億円です。このお金を使って1年間市を運営します。
自前の主収入(市税)が37.8%、国県からの仕送り(交付税支出金)が32.9%、その他雑収入が21.2%、借金や貯金から8.2%。貯金(基金)から毎年5億円以上取り崩していることは問題です。しかしそれ以外は人口5万人以下の小さな市としては普通、良くも悪くも無いと思います。普通の中流家庭です。

しかし、将来を考えた場合、預貯金や借金の額が問題になります。市の預貯金や借金はどうなっているでしょうか?
R4年度末で借金(市債残高)は200.1億円一人当たり415,903円、貯金(基金残高)48.1億円一人当たり99,973円です。皆さんはどう思います。

市は諏訪湖イベントひろば、駅周辺の開発やバイパスなど大型事業を控えています。大型事業では国県の交付金支出金を如何にうまく引き出すか、民間活力を如何に導入するかが重要です。しかし、当然市の負担がでてきます。そのため借金は間違いなく増えてきます。
中長期の財政計画が必要です。一般質問等で追及していますが市は長期の財政計画を公表していません。今後もフォローしていきたいと思います。

写真は平成20年に市が当時の財政状況を報告したものです。大型事業が控える今、市民に説明する必要があります。

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