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活動報告

2023-03-22

諏訪市はお金がないの? 財政その1

議員になる前や当初、諏訪市はお金がないという言葉をよく聞きました。
議員になって色々な資料を見てみると、ちょっと違うなということがわかってきました。
人口減少などで税収が伸びず高齢化で扶助費などが増加し厳しいのは確かです。ただしこれはすべての自治体で同様です。
市の財政状況を判断するとき、決算の時に公表している財政健全化判断比率を見ます。
財政健全化判断比率は次の4つです。

1 実質赤字比率:年度の一般会計を主とした収入と支出との差を標準財政規模で割ったもの。
2 連結実質赤字比率:一般会計・特別会計・公営企業会計など全会計を対象とした実質赤字額または資金の不足額を標準財政規模で割ったもの
3 実質公債費比率:一般会計などの借金の返済額や特別会計などの借金返済にあてる繰出金などを加えた実質的な公債費(借金)を標準財政規模で割ったもの。
4 将来負担比率:市が将来負担すべき借金の残高や退職引当金等から積立金などを引いた実質的な負債を標準財政規模で割ったもの。

標準財政規模:市税、県税交付金、普通交付税など一般財源の総額。自治体の規模を表す指標。諏訪市は、R3年度128億3,042万円、だいたい120数億円。

県内で比較すると1~3は19市中上位に入っています。しかし、将来負担比率は下位2~3位です。つまり、将来負担する金額は多いが、財政全体としては県内でもよい方です。

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